Server Administrator バージョン 8.5

カスタマイズ用パラメータ

REINSTALL および REMOVE のカスタマイズ用 CLI パラメータは、サイレントまたは無人インストールを実施する場合に、どのソフトウェア機能を再インストールまたはアンストールするかをカスタマイズする手段を提供します。 カスタマイズ用パラメータを使って、同じ無人インストールパッケージから違うソフトウェア機能を選択して、別々のシステムにインストール、再インストール、またはアンインストールすることができます。 例えば、特定のグループまたはサーバーに Server Administratorをインストールするけれども Remote Access Controller サービスはインストールせず、別のグループまたはサーバーに Server Administratorをインストールして Storage Management Service はインストールしないようにすることができます。また、特定のグループまたはサーバーで、1 つまたは複数の機能をアンインストールすることもできます。

メモ: 大文字で REINSTALL と REMOVE の CLI パラメータを入力します(大文字と小文字が区別されます)。

コマンドラインに REINSTALL のカスタマイズ用パラメータを含めて、再インストールするソフトウェアの機能 ID(ID)を割り当てることができます。 例:msiexec.exe /i SysMgmt.msi REINSTALL=BRCM /qb

このコマンドは、無人の非サイレントモードで Systems Management のインストール処理を実行し、Broadcom エージェントのみを再インストールします。

コマンドラインに REMOVE のカスタマイズ用パラメータを含めて、アンインストールするソフトウェアの機能 ID(ID)を割り当てることができます。 例:msiexec.exe /i SysMgmt.msi REMOVE=BRCM /qb

このコマンドは、無人の非サイレントモードで Systems Management のインストール処理を実行し、Broadcom エージェントのみをアンインストールします。

また、msiexec.exe プログラムを一度実行して、機能をインストール、再インストール、アンインストールすることもできます。例:msiexec.exe /i SysMgmt.msi REMOVE=BRCM /qb

このコマンドを実行すると、管理下のシステムソフトウェアのインストールが実行され、Broadcom エージェントがアンインストールされます。これはサイレントモードではなく無人モードで実行されます。

次の表は、各ソフトウェア機能の機能 ID がリストされています。

メモ: この表に記載されるソフトウェア機能 ID は、大文字と小文字が区別されます。
表1. Managed Systems Software のソフトウェア機能 ID
機能 ID説明
All(すべて)すべての機能
BRCMBroadcom ネットワークインタフェースカード(NIC)エージェント
QLGQLogic SNMP エージェント
INTELIntel NIC エージェント
IWSServer Administrator Web Server
OMSSServer Administrator Storage Management Service
RAC4DRAC Command Line Tools(RAC 4)
RAC5DRAC Command Line Tools(RAC 5)
iDRAC(第 11 世代の PowerEdge サーバー)Integrated DRAC Command Line Tools
iDRAC12G(第 12 世代の PowerEdge サーバー)Integrated DRAC Command Line Tools
SIServer Instrumentation
RmtMgmtRemote Enablement
CLIServer Instrumentation のコマンドラインインタフェース
WMIServer Instrumentation の Windows Management Instrumentation インタフェース
snmpServer Instrumentation のシンプルネットワーク管理プロトコルインタフェース
OSLOGオペレーティングシステムロギング
SASI、CLI、WMI、SNMP、OSLOG をインストール
OMSMSI、OMSS、CLI、WMI、SNMP、OSLOG をインストール
メモ: サーバーを管理するには、Server Administrator Webserver または、Server Instrumentation(SI)もしくは Server Administrator Storage Management Service(OMSS)とともに、CLI、WMI、SNMP または OSLOG といった管理インタフェースのいずれかを選択します。
メモ: SI または OMSS がサイレントインストール(無人インストール)でインストールされる場合は、IWS および WMI が自動的にインストールされます。